2026.10.17
「脱衣所に防犯カメラ、本当に必要?」温泉・サウナのプライバシーを考える社会実験へ。クラウドファンディング開始
防犯か、プライバシーか。その二択ではなく、双方を両立する温浴施設のあり方を利用者・施設・専門家と検証。CAMPFIRE(クラウドファンディング)で支援募集を開始。

一般社団法人湯屋安心協会(所在地:東京都千代田区、以下湯屋安心協会)は、温泉・銭湯・サウナなどの温浴施設における防犯とプライバシーの両立を目指し、クラウドファンディングサービス「CAMPFIRE」にてプロジェクトを開始します。
プロジェクトURL:https://camp-fire.jp/projects/989655/view?utm_campaign=cp_po_share_c_msg_mypage_projects_show
※クラウドファンディングページに飛びます。
近年、一部の温浴施設では、盗難やトラブルへの対策として脱衣所への防犯カメラ設置が行われています。
その一方で、
「裸になる場所を撮影されたくない」
「防犯の必要性は理解できるが、脱衣所へのカメラ設置には抵抗がある」
といった利用者の声もあります。
実際に、利用者からはこんな声が

20代〜70代の男女 計414名が回答。 ※2023年11〜12月にかけて湯屋安心協会がインターネットおよび街頭にて調査
湯屋安心協会では、過去に温浴施設の脱衣所に設置される防犯カメラについて利用者アンケートを実施しました。
その結果、79%が「不適切/やや不適切」と回答するなど、脱衣所におけるプライバシーへの関心の高さが明らかになりました。
そこで、「防犯カメラを置くか、置かないか」という議論だけではなく、
防犯とプライバシーを両立できる、新しい温浴施設のあり方を考える
ことを目的に、本プロジェクトを立ち上げました。
脱衣所に、防犯カメラ。

画像はイメージです。
温泉や銭湯、サウナ。
多くの人にとって、心と身体を休める場所です。
同時に、衣服を脱ぎ、裸になるという非常にプライベートな空間でもあります。
その脱衣所に防犯カメラが設置されていたら、皆さんはどう感じるでしょうか。
施設側にとっては、盗難や利用者同士のトラブルを防ぐため、防犯対策が必要です。
一方で利用者にとっては、
「裸を撮影されたくない」という感覚も極めて自然なものです。
私たちは、どちらか一方が間違っているとは考えていません。
だからこそ、
「防犯」か「プライバシー」かではなく、その両方を実現できないか。
この問いから、今回のプロジェクトは始まりました。
全国の利用者・温浴施設の声を集める
まず取り組むのは、利用者と温浴施設双方の実態調査です。
全国の温浴施設利用者を対象に、
「脱衣所に防犯カメラがあったら気になるか」
「どのような防犯対策なら安心できるか」
「温浴施設に求めるプライバシー対策は何か」
などについて、1,000人規模を目標としたアンケート調査を実施します。
あわせて、温浴施設へのヒアリングも行い、
施設側が抱える盗難・トラブル対策の課題や、現場で可能な運用について調査します。
利用者だけ、施設だけの意見ではなく、
双方の声を可視化することからスタートします。
利用者・温浴施設・専門家でガイドラインを作成

調査結果をもとに、温浴施設における防犯とプライバシーの両立について検討します。
湯屋安心協会では、
利用者 + 温浴施設 + 専門家
の視点を組み合わせながら、
施設で実際に活用できるガイドラインや啓発ツールの制作を予定しています。
重要なのは、防犯カメラを一律に否定することではありません。
施設ごとの環境や課題を踏まえながら、
「カメラ以外には、どのような防犯方法があるのか」
という選択肢も含めて検討していきます。
「防犯カメラのない脱衣所」で社会実験

プロジェクトの大きな取り組みのひとつが、温浴施設での実証イベントです。
協力する温浴施設を貸し切り、
脱衣所に防犯カメラを設置せず、異性スタッフも入室しない環境
をつくります。
そのうえで、
・スマートフォンの管理
・貴重品の管理
・スタッフの入室ルール
・施設内の巡回
・利用者への案内
など、カメラ以外の防犯対策を組み合わせます。
そして実際に利用してもらい、
「安心して利用できたか」
「防犯面で不安を感じなかったか」
「改善すべき点は何か」
といった声を集めます。
机上の議論だけではなく、
実際の温浴施設を使って検証する“社会実験”として実施する予定です。
目標金額300万円。段階的に取り組みを拡大

今回のクラウドファンディングでは、支援額に応じて取り組みを段階的に進めていきます。
60万円
全国の利用者アンケート・温浴施設へのヒアリングを実施
100万円
調査結果をもとにガイドライン・啓発物を制作
150万円
温浴施設を貸し切り、防犯カメラのない脱衣所で社会実験を実施
300万円
利用者、施設経営者、専門家、防犯関係者などへの取材を行い、ドキュメンタリー映像を制作
目標は、単発のイベントを開催することではありません。
調査、検証、発信を繰り返しながら、
「安心して裸になれる温浴施設」という新しいスタンダードをつくること
を目指しています。
クラウドファンディング概要
プロジェクト名:
裸を写す防犯カメラ、本当に必要?|温泉・サウナのプライバシーを考える
実施プラットフォーム:CAMPFIRE
目標金額:3,000,000円
実施期間:2026年10月19日〜2026年11月30日
プロジェクトURL:https://camp-fire.jp/projects/989655/view?utm_campaign=cp_po_share_c_msg_mypage_projects_show
※クラウドファンディングページに飛びます。
支援者へのリターン
支援者向けには、プロジェクト限定のオリジナルグッズ等を用意しています。
・限定ステッカー
・限定フェイスタオル
・限定サウナハット
・限定Tシャツ
・活動報告書
・企業・サービス名入りコラボフェイスタオル など
金額に応じて複数の支援プランを用意する予定です。
湯屋安心協会が目指すもの
私たちが目指しているのは、
防犯カメラをなくすことそのものではありません。
防犯のために必要な対策を考えながら、
同時に、裸になる空間だからこそ守られるべきプライバシーについても考える。
その両方が成立する方法を、利用者・施設・専門家とともにつくっていくことです。
温泉、銭湯、サウナを愛しているからこそ、
これからも誰もが安心して裸になれる場所へ。
このプロジェクトをきっかけに、温浴施設における防犯とプライバシーについて、社会全体で考える機会をつくっていきます。
一般社団法人湯屋安心協会について
湯屋安心協会(ゆやあんしんきょうかい)は日本の伝統的な温浴文化を守り、
温浴施設を安心して利用できる環境づくりを目指す非営利型一般社団法人です。
利用者・施設・専門家の声を集め、調査、啓発、ガイドライン策定、実証活動などを通じて、より安心できる温浴文化の実現に取り組んでいます。
2026年10月17日 一般社団法人湯屋安心協会
